事務所預かりや所属となっても、新人声優が必ず突破しなければならない壁「オーディション」です。
声優としての道を諦めてしまった人の中には、「オーディションになかなか通らないから」という理由で去っていく人も少なくありません。

正直なところ、もし私が「声優一本」でキャリアをスタートさせていたら、連敗続きのオーディションでメンタルを病んでいた可能性があります。
しかし幸いにも、私は動画制作などの「裏方スタッフ」からキャリアを始めた身。 制作者視点を持っているおかげで、オーディションで落ち込むことは一切ありません。
もちろん、1000回連続で落ち続けたら話は別ですが……。今のところ、オーディションが原因で声優キャリアを諦めることはなさそうです。
むしろ、不合格通知を見ても 「お、成長するチャンスが来た」 とポジティブに捉えています。
今回は、そんな私の経験に基づいた「声優オーディションで病まずにポジティブに考える方法」をご紹介します。
オーディションは「勝ち負け」ではありません
そもそもオーディションとは、その役を演じられる「たった一人」を決める椅子取りゲームです。 実績豊富なベテラン声優から新人までがしのぎを削るわけですから、難易度が高いのは当然です。
「絶対に受かる!」という気概はもちろん大切ですが、 「絶対に受かりたい! でも落ちても得るものはある」 くらいのバランス感覚が重要ではないかと思います。

「え? 落ちたら敗者じゃないですか!」と思う方もいるかもしれません。
確かに勝負には負けたと言えますが、視点を変えればダメージは減らせます。
私はこんな風に考えております。

制作スタッフが求めている「声」を探す場
声優オーディションの合否には、技術以上に「制作スタッフが求めている声かどうか」という要素が大きく関わっているからです。
極端な例ですが、『ウマ娘』のような作品で考えてみましょう。
『ウマ娘』は競走馬を擬人化した美少女たちがレースやライブを行う作品です。
ここに、どれだけ演技が上手くても、極端に渋い声の男性声優が応募しても受かる確率は低いでしょう。
これは技術不足ではなく、「求めている素材と違った」というだけのことです。
「あ、自分の声はこの作品のオーダーとは違ったんだな」 と割り切る視点を持つだけで、必要以上に自分を責めずに済みます。
オーディションに落ちても「ボイスサンプル」で爪痕を残す
たとえその役には落ちたとしても、「適した声じゃなかったから仕方ない」と考えることで不安は解消されますが、ポジティブな要素はそれだけではありません。
質の高いボイスサンプルを提出していれば、 「あの子、別の現場で使ってみるか」 と、制作側の記憶に残るチャンスがあるのです。
実際に私が動画制作(WEB動画)の発注側としてクラウドソーシングを利用した際、こんな経験がありました。
募集した案件には不採用でも、 「この人の声、別の動画企画ならハマるかも。プロフィールを保存しておこう」 と考え、後日別の案件でオファーを出したことがあるのです。
オーディションは「その役」を決める場であると同時に、「未来の仕事への種まき」の場でもあります。
制作者に「キープしておきたい」と思わせるためには、当然「質の高いボイスサンプル」が必要です。
そう考えれば、オーディションは落ちても無駄ではなく、次につながる営業活動と言えます。
オーディションの話が来ること自体「プラス」に捉える
最後に重要なのが、「そもそもオーディションの話が来ること自体がすごい」という事実です。
私はもともと、YouTubeの動画制作の一環として、実験的に声優レッスンに参加していました。「未経験者が成長する過程を見せる」という企画意図があり、当初は「自分の動画制作に役立てばいいや」くらいの、今思うとプロに対して失礼なほど甘いモチベーションでした。
最初は「声優さんってすごいな」と他人事のように思っていましたが、先生の指導通りに実践していくと、声のバリエーションが増え、演じることが楽しくなってきました。
そんなある日、先生から 「美声ラボの生徒も受けられるオーディションを受けてみませんか?」 と声をかけていただいたのです。
美声ラボって、生徒でも受けられるオーディションがあるようです。そんな…学ぶための場と思っていたのに…。まさか実践形式の学校とは
いざ挑戦することになった際、先生がニコニコしながらこう言いました。
「オーディション音声は膨大な量になるから、事務所から諸手続きをするのも大変」
あくまで生徒レベルの憶測ですが…「事務所からのオーディションのお誘いは、選ばれた人間にしか来ない」のだと。
美声ラボの運営母体はトイプリッズという声優事務所(…美声ラボが経営母体?あれ?どっちが母体!?)が併設されており、実際に生徒から所属になった方もいます。
「この生徒なら今回のキャラクターやナレーションに可能性があるから、オーディションに推してみよう」 と先生や事務所の人に思わせることができれば、学びながらもチャンスは巡ってくるということです。
結果に一喜一憂する前に、まずは一番身近なプロである先生や事務所の人を「説得できるレベル」まで自分を持っていくこと。
オーディションに呼ばれているうちは、プロとして期待されている証拠だと自信を持って良いのです。
まとめ:プロの指導でオーディション突破率を上げる

とはいえ、私の考え方はまだ甘い部分があるかもしれません。
ですが、美声ラボが展開するマンツーマンレッスンや、プロクラスのような環境に身を置けば、その「確率」を確実に上げられると感じています。
少数精鋭のクラスで、即戦力レベルのスキルを教える講師陣が在籍しています。
未経験で「声優を目指すより就職した方がいい」と言われるようなレベルの人でも、「人生が変わるかも」と思わせてくれる本気の指導がここにはあります。(私は、美声ラボ信じてるぞ〜で授業を受けております)
もし、オーディションに突破できず、声優の道を諦めかけている人がいれば、一度美声ラボのマンツーマンレッスンを受けてみてはいかがでしょうか。 「受かるための視点」が得られるかもしれません。
【ちょっとしたお知らせ】この記事はヤマグチが更新し忘れていた記事を見つけて公開したものです。
この記事を執筆後、オーディションについて気づいたことが多数見つけたので近々続編を公開します!
